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大好きな漫画や書籍のお話、レポ、感想や、それに関連したお話。

魔法自家発電/谷 和野 ネタバレ

※こちら前ブログに2016年3月に書いたものです。

このマンガがすごい!WEB 」10月 第1位に選ばれたこの漫画
タイトルだけでは、全く想像が出来ないですよね。

魔法自家発電/谷 和野
萩尾望都先生も絶賛! ワンダーよみきり集

ケモノの僕と
天使なキミが
同じ世界にいる奇跡。

デビューコミックス「いちばんいいスカート」が朝日新聞、書評誌、女性誌で
取り上げられ大好評を博した気鋭の新人・谷 和野(たに かずの)。

その待望のよみきり集第2弾がついに発売!!
本作は、通学電車で天使と出会ったみにくいケモノの「僕」を主人公にした
表題作の他、ワンダー&ハートフルな5編が収録されています。

引用:楽天ブックス


では、ネタバレ前のためし読みはこちらから

魔法自家発電

魔法自家発電

はじめに
こちら 短編漫画がいくつか集録されています。
きっとお好きな漫画が見つかると思うので
ネタバレ込みで紹介したいと思います。

ネタバレ

まず、表題作
『魔法自家発電』
戸窓井は全ての人が"けもの"に見えていた。
その中でも自分は汚く醜い。そんな自分と一緒の電車に乗らなくてはならない人は可哀想だとも。
そんな時 美しい天使を見かける彼女が落としたリンゴを拾い 渡したとき彼女に近い部分だけ"ひとがた"に近づくことを知る。
彼女(希子)河川敷で見つけた子猫を見つけ、困っているときに彼が現れる。引き取ることは出来ないが二人で里親を探しながら面倒を見ることになる。
実は、戸窓井はかなりのイケメンであるが自分には分からず、自分の見えている世界が普通であると思っているので、その話を希子にしてしまう。希子は変な人だなと思いながらも優しい人だからと普通に接していた。
猫が川に逃げ流されそうになり 戸窓井が咄嗟に助けにいく。彼はびしょ濡れになり、怪我もしていたが けものだから濡れないし怪我もしない。
と笑顔で告げる。その様子に希子は変な人ではなく、幻覚が見えていると悟る。
戸窓井は、希子を天使だ。美しいと何度も言ってくれるが、本当の希子は彼が思うような天使ではなく、惹かれていく反面、騙しているような気持ちを抱えていた。
そんな時 女優である彼の母親が
「自分以外を醜いと思う。魔法をかけている。同じ顔は二つといらない。」
と言っているテレビを見る。
希子は、母親にそっくりな彼は母親から魔法をかけられ自分が醜いけものであると信じてしまっているんだと気づく。
自分が天使ではないと知ったら彼が離れていってしまう。けれど、彼の呪いをとってあげたいと彼女は天使のふりをして、呪いを解くことに成功する。

呪いが解けた彼は今まで聞こえていた幻聴も聞こえなくなり、普通の学生生活を送っているが、相変わらず希子を天使だと思っており、羽根は?と聞いたり仲良くしている。

感想
1話完結のオムニバス漫画で、上記は表題作でした。個人的に「自分に魔法をかける」というのは、分からなくもないので、それを幼い頃から子どもにかけ続けたら…完全なフィクションとも思えない漫画でした。
また、希子が天使で、途中登場する唯一の友人?はかなりの人に近い形でした。
もしかしたら、彼は幻覚を見ていたのではなく心の醜さが けものとして見えていたのかもしれません。としたら、自分はピュアすぎる天使ですけど。自分ほど分からないものはないですし、自分をはかるのは母親というのは致し方ないですよね。
1話でうまくまとめているというか幸せな気持ちで読めました(о´∀`о)☆

他のお話

『ソファベッド・ツアー』
夜になるとソファベッドで空に飛ぶ男の子、そこで女の子に出会い髪を切ってもらいます。家では両親が喧嘩していて自分の居場所がありません。家に居場所はない昼間も空に行ければいいのに!と騒ぐ男の子に女の子は、昼間のうちに変える家を探さなきゃ。いつまでもここに、いちゃ、いけないと思う。と告げる。一緒に…と言おうとした彼は母親の声で呼び戻されてしまう。
母親も昔空に行ったことがある、そこは親に必要とされなくなった子がいくところ。ごめんなさい。と両親は離婚し穏やかな生活が戻ってくる…

『whoにつける名前』
博士がロボットを作った。名前はフー。フーは沢山勉強して博士を喜ばせようとする。最初は幸せだった二人だが、博士はロボットにそんな気持ちはないとフーの感情を無視しようとする。
フーは自分の意思でしていると言うが『誤差動』で片付けられてしまう。一緒に寝たいと告げたフーに博士がフーは温度がないから寒くなるんだ。と言い、フーは誰か博士を暖めてくれないだろうか?と思う。博士は聴覚が過敏で心臓の音が苦手で、人と関わることが難しいのです。
屋根裏のデイリーに魔女がいるよ。と教えてもらい魔女に会いに行くが、魔女はかつて博士と繋がりがあったようで…
こちらは3話のお話。1話完結じゃないのでフーの気持ちの変化というか気付きが丁寧に書かれています。
『おてんきはんばい』
リストラ・彼女にフラれ 落ち込んでいたところにお天気販売している人に出会う。うさんくさいと思っていたが、本当に天気を売っていて…
数ページの短いお話

『2人時間』
水の中で流れてくる食べ物を摂取したり、スクリーンに映る映画を見て過ごす少年
大きなドアがあるが、手が届かずそこから出ることも出来ず一人で退屈していた。
そんな時、急に女性が現れる。せっかく一人じゃなくなったのに、女性は声をかけても起きない。そんなとき水圧が上がり死にかける。それを、助けてくれたのが女性だった。幸せな二人の時間を過ごし
「280日」でここから出られる。と教えてくれ、数も数えてるから大丈夫だと。
その日が近づくと女性は一緒にはいけない…と言い出して…
途中で気づく方もいるでしょうし、最初から察する方もいるでしょうが、気づいた時に読み返すと全て合点がいくんですよね。


さいごに
全てのお話通して言えるのは、ファンタジーでありながら、絶妙な現実味があり、もしかしたら……と思わせてくれる点です。そして読み終わると気持ちが暖かくなります。気になった作品だけでも見てほしいです。

気になった方はこちらを(^^)!

魔法自家発電

魔法自家発電



ファンタジーな漫画を見たい方はこちらを(準備中(´;ω;`)ごめんなさい)

ほわほわした漫画に興味ないわ という方はこちらへ(準備中です(´;ω;`)ごめんなさい)


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